シリーズ5 構造編② ~新潟市リフォーム工事進捗~
んにちは、ハーバーハウスグループ。
リフォーム部署:ハーバーリフォームの野瀬です。
南海トラフ地震がいつ来るかわからない。
私の弟は進学先を選ぶときに真っ先にこのことを考えていて、少し変わってるな~と思いました。
でも冷静に考えると、安全に暮らせるということはなによりも大事ですよね。
さて今回のブログは、前回に引き続き構造編です。
構造の補強の仕方にはさまざまありますが、
まず基本となるのは建築基準法で定められている必要壁量を満たしていくことになります。
必要な壁の量は建物によってそれぞれで
床面積と屋根材の重さ、風圧力によって変わります。
例えば
大きなお家で屋根が瓦のように重い家は
小さくて屋根が金属の軽い屋根の家よりも必要な壁の量は多くなります。
↓ 重い瓦屋根
↓ 軽い金属屋根
壁の量は1~5までの壁倍率で表わされ
倍率1は200キロの横向きの力に耐える性能を表しています。
例えば必要な壁量が30mなら
建物全体で倍率2の壁が15mあれば合格
倍率が3なら10mで合格といった感じです。
ただし、配置の仕方を考えないといけないのでどこでもいいから
耐力壁を置けばいいという訳でもありませんのでそこは注意が必要です。
実際の建物で見てみると…
建物を解体していると出てくるのが筋交い(すじかい)と呼ばれる構造部材
こちらは45㎜×90㎜の断面なので倍率は2です。
解体して壁量計算を行うと
筋交いを今の2倍以上入れないといけない住宅もあります。
こうした耐震性能のご要望にもお応えできる準備がありますので
ご気軽にご相談いただければと思います。
次回も構造編引き続きお楽しみに!