シリーズ4 新潟市増改築工事 ⑦ ~新潟 リフォーム現場進捗~
こんにちは、ハーバーハウスグループ。
リフォーム部署:ハーバーリフォームの野瀬です。
書店でふと購入した「柿の種」という本。
まだ3ページしか読んでいないのに個人的今年読んだ本ベスト3には入るだろうという予感がします。
「ゆっくり間を空けて読んで欲しい」作品らしく、3ページしか読まずに我慢しています。
我慢するのも楽しみが増していくようでうれしいです。
さて本日はついに完成を迎えたこちらの増築工事、仕上りを紹介していきます。
吹き抜けを設けたLDKは圧巻!
構造体をそのまま見せるデザインになっています。
床下エアコンは点検可能な建具が付いたスペースに収まっています。
床下エアコンの悪いところである見た目を製作建具によってカバーしています。
建具上は植物を置いたりして玄関のアクセントになっています。
年も明けだんだんと寒さ厳しくなるこの時期も
なんと1台のエアコンで家全体を温めることに成功しています!
床下に暖かい空気を送っているため、1階の床はまるで床暖房をしているかのような暖かさです。
非常に快適なこの住宅、お客様に伺ったところ、暖房する範囲は増築したため増えているにもかかわらず
暖房費は改修前とほとんど変化がなかったとのことでした。
ハーバーリフォームが手掛けた高気密高断熱リフォームいかがでしたか?
ブログでは紹介しきれないほど奥深い世界が広がっています。
最後に高断熱化の良さを知って頂きたいので断熱性能を上げるメリットをいくつか書いてみました。
興味のある方は3つぜひ読んでみて下さい。
以上現場進捗でした。
①周壁温度が上がる
建築には作用温度という用語があります。
これは室温だけではなく輻射も考慮した指標です。
例えば室温が同じ20℃でも周囲の壁が10℃なのか20℃なのかでは快適性が全く違ってきます。
室温が同じなはずなのに窓際と壁際では寒さが違いますよね。
太陽が暖かいのもこの輻射のおかげ。
思えばほぼ真空に近い宇宙空間が1億4960万kmもあるのにこんなに暖かいなんて輻射ってすごいですね。
②家の寒暖差を小さくできる
断熱性能が低く隙間の多い家で家全体を温めるには相当な暖房費になってしまい現実的ではありません。
一般家庭の収入で家の寒暖差を小さくするためには家から逃げていく熱を減らすこと
そして暖房計画をしっかり立てることが重要です。
居る部屋だけを暖める部分間欠暖房から住宅全てを暖める全室暖房へと技術は今進化してきています。
③ランニングコストが下がる
エアコンに書かれている畳数表示は無断熱住宅を基準にしているというのは知っていましたか?
断熱材を入れるのが当たり前になった現在ではまったくもってあてにならない表示だということです。
畳数を下げれば当然機種代も安くなりますし、台数が減れば買い替えの台数が減るのでランニングコストを下げられます。
イニシャルコストについては断熱工事の金額の分上がりますが今は補助金もあります。
うまく活用しながら計画できるといいですね。
また、逃げていく熱が減るので生活の仕方が同じであれば当然電気代は安くなります。
電気代がどんどん上がっている現状では家計の大きな味方になること間違いなしです。
※気密も断熱も中途半端なお家で部分間欠暖房を行う場合は、つけ初めにかかる大きな負荷を想定して
畳数表示に近いエアコンを付ける必要がある場合もあります。
今回も長々お付合いありがとうございました。
詳しく聞きたい方は、僕までお問合せ下さい。
宜しくお願い致します。